夜風に吹かれて薄いカーテンが
ゆらゆらと揺れていました。
その揺れに合わせるよう
私の心も不安定にときめいて
妙に身体の奥が熱くなるのです。
誰かを想ってただ静かに感じる時間って
どうしてこんなに甘くて苦しいのでしょうか。
少しの音にも敏感になって
シーツの擦れる音さえ
耳の奥に残ってしまうほど。
きっと私は今夜も眠れません。
だって貴方様のことを考えると
胸が苦しくて切なくて…
そのままどうなってしまうのかすら
私自身もわかりませんから。
これだけ私の頭の中を埋め尽くすほど
考えさせてくれる貴方様の存在は
本当に大きくてかけがえのないものです。