こんにちは
先日、コンビニのレジ横に年賀状用の葉書が置いてあるのを見かけました2024年も、もう間もなく終了なのですよね段々と年の瀬が迫ってくると次の一年が楽しみな反面、何となく未来に対して焦燥感も覚えてしまいます(;)
でも「来年のことを言うと鬼が笑う」と言いますからね…年末が近づくとつい来年の生活に思いを巡らせてしまいますが、地に足を着けてその日その日を生きることが肝心なのかもしれません先人は良い諺を残してくれたなあと思います
本日15:00〜24:00、明日9:00〜15:00で出勤しますお時間があればぜひ^^
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今日は永◯荷風「つゆのあとさき」です
明治の後期から昭和にかけて活躍した耽美派の作家ですむかし谷◯潤一郎が面白くて読んでいた時に、同じ耽美派とのことでこの作品も読んでいました谷◯ほどの過激さがなくて、当時はあまり印象に残らなかったのですが…先日思い出すことがあったので、また読んでみました
銀座のカフェで働く女給の君江と周囲の男たちとの交際や軋轢を描いた
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主人公の君江は様々な男性と関係を持つのですが、特定の誰かに入れ込んだりはしません金銭や身の回りの装飾なんかにも割と無頓着で、とにかく万事に執着がないのです田舎から都会に出てきて、刹那的、享楽的に生活を送ります一方で君江と関わる男たちはその妖しさに惹かれ、奔放過ぎる彼女に愛憎半ばする感情を抱く者さえ現れるのです…
この小説は例えば谷◯の「痴◯の愛」ほど欲望とか人間の内面に深く切り込んでいる訳ではないのですが、君江と周りの人々の生き様が精緻な文章によって輪郭を持って現れる、そういう描写が凄いと思いました
ストーリーはある男女の関係を一時覗き見しただけのような、「だからなに」で終わらせられてしまうような単純といえば単純なものです感動するとか教訓を得るとか、そういう類のものではないでしょうそれでもこの作品に心惹かれたのは、生活とか心の動きとか、誰もが持つ人間的な部分こそが美しく面白いと思えるようになったからかもしれません
今年はあと何杯食べられるでしょうか…