こんにちは
最近よくみかんを食べています
小さい頃冬休みおばあちゃんの家に行くと炬燵にたくさん積んであって、剥いてもらったのを思い出します白いスジっぽいのが嫌で、結局自分の気が済むまで綺麗に剥いてから食べていたのですけどね…いまはあれを除けるのが面倒になって、気にしないことにしてまるまる食べてしまいます…笑
でもあの白いヤツ、栄養があるみたいなので取らない方が良いらしいです( ´`)
今日13:00〜24:00、明日15:00〜23:00で出勤しますお時間があればぜひ^^
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今回は南博「白鍵と黒鍵の間に-ジャズピアニスト・エレジー銀座編-」
著者は今も活躍するジャズピアニストですこの本は彼の学生時代と、ピアニストとして銀座で過ごした数年間を回顧した自伝エッセイです
恐らくピアノをやる多くの人がそうであるように、著者も最初はクラシックから音楽人生を歩み始めますしかし高校時代にキース・ジャレットのレコードを聴いたことをきっかけに、ジャズの世界へ足を踏み入れてゆ
?里任
私は音楽をあまり聴きませんが、キース・ジャレットだけはちょっと知っていました彼の演奏を初めて聴いた時、奏者の気持ちの昂りとか緊張感を聴き手にここまで共有し得るサウンドがあるのだな、と感動しました…そしてすごくかっこいいなと思ったのですだから、著者もきっと同じような印象を抱いたのかなと思うと少し嬉しかったです笑
著者は音大を出た後、留学費用を稼ぐために銀座の高級クラブでバンドのピアニストを務めます時代はバブルの真っ只中で、いろんな物凄いエピソードが語られていて面白かったですでも一番印象的だったのは海外から来たシャンソン歌手に著者がかけた言葉
『我々は家具、調度品の部類で、それなりに雰囲気を出していれば充分なのだと……』
クラブのお客さんは飲みに来ているだけで、バンドの演奏なんかほとんど聴いていませんそういう環境で毎日毎日曲を弾き続けることが、音楽を志す若者にとってどれほど過酷だったのか、自分たちの音楽がこの場の誰にも届いてないという事実を自ら口にすることが、どんなに悲しいか…この時の若き著者の気持ちを思うと、すごく
切なかったです( ; ; )
音楽に対する純粋な気持ちは保ちつつも業界に染まっていく著者の二面性とか、銀座に流れ着いた人々が覗かせる葛藤とかが自然体な文章で描かれていますこの本は、そんな状況でも腐らずに楽器を続けた自分と彼らに捧げたエレジーということでしょうか………………………………………………………
人生はピアノの白鍵と黒鍵のように喜びと悲しみが交互に、そして偶には不規則にやってきて上がり下がりを繰り返すものですよねでもたぶん白鍵と黒鍵の間にも音色は無限にあって、そういう割り切れない音によって人生は進行していくのだと思います私は音楽理論とか演奏の技巧的なことはぜんぜん分からないのですが、著者のピアノを聴いてみて、ジャズはそういう譜面に乗り切らない感情たちを即興的に拾い上げる音楽なのかなと思いました…
たまには味噌ラーメンです