こんにちは
明後日土曜日から、Am◯zonのセールが始まるようですこれが始まるとつい何か買いたくなってしまいます…
でも別に今すぐに欲しいものとか本当に必要なものってそんなになくて、ネットサーフィンをして欲しいものを探すという、なんか矛盾した状態に陥るのです(;)こうして消費社会の一員としてAma◯onの餌食になるのですね笑
明日15:00〜23:00明後日9:00〜15:00で出勤しますお時間があればぜひ^^
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今回は小説、松◯K三蔵「バリ山◯」です
今年の芥◯賞の受賞作で気になっていたのですが、ようやく読むことができました
題名のバ◯山行とは何ぞやという感じですが、これはバリエーション登山のことだそうです整備された登山道を基本とした時、そのバリエーションとなるルートを行くこと、つまり登山道を外れて自らルートを切り拓きながらする登山のことを、バリエーション登山と呼ぶそう…登山に縁がないので初めて聞いた言葉でした
古くなった建外装修繕
を専門とする新田テック建装に、内装リフォーム会社から転職して2年。会社の付き合いを極力避けてきた波多は同僚に誘われるまま六甲山登山に参加する。その後、社内登山グループは正式な登山部となり、波多も親睦を図る目的の気楽な活動をするようになっていたが、職人気質で職場で変人扱いされ孤立しているベテラン社員妻鹿があえて登山路を外れる難易度の高い登山「バリ山行」をしていることを知ると……(Ama◯on商品説明より)
↑以上があらすじです
山行を通して、主人公ふたりの価値観や生き方の違いが露わになってゆきます
危険なバリ山行を厭わない妻鹿は「死ぬこと以外かすり傷」を地で行き、社内の派閥だとか世間体には見向きもせず、会社の方針に反しても自らの信念に従って黙々と仕事を遂行します一方で波多はそんな妻鹿とは正反対で、組織での生き残りに苦心し、日々先輩や上司との人間関係に心を砕きます
命を賭けてバリ山行をする妻鹿は山こそが"リアル"だと言うのですが、波多にとってはあくまで社会が"リアル"です会社だとか家庭だとか社会の枠組み無くして人間は生き
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でも皮肉にも、妻鹿の方が会社の利益を考えた仕事をしていたし、一方で波多は自らの家族のことを深く思いやれていた訳ではありませんでした
組織で孤立する妻鹿の方が不器用な存在に見えますが、本当は波多の方が不器用なのだと思いますそして、私たちの大多数は波多なのかなと社会の中でうまく立ち回ることに本当は嫌気がさしていても、そんな現実を直視して生き方を変えることなんて今更できないだから自分を守るために、異なる生き方をしている人を認められない……
妻鹿だけでは社会は上手く回らないし、波多だけでもきっとダメになってしまいますだから妻鹿と波多のどっちが正しくてどっちが悪いとかではなく、そこにはそれぞれの人生と、それぞれが抱える不安や葛藤があるだけです
正反対の2人の人生が交差した時に炙り出された生きることの「ままならなさ」が、山が隠し持つ自然の不条理さに象徴されてよく描かれていると思います
純文学にしては読みやすく、おすすめの本です( )
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ャーシュー麺にゆで卵追加です