エル・カーヒル 秘密の刻
PHOTO DIARY
写メ日記
エル・カーヒル 秘密の刻
北條 みやび
T160.B95(G).W59.H89
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写メ日記
2024.02.19 14:02
雨水 初候 土脉潤起 / 俳句とか
ご機嫌いかがですか？
今日から
雨水の初候 土脉潤起(つちのしょつつるおいおこる)
の暦となりました。
降っていた雪がしっとりとした春の雨に変わり、
凍てついた大地も ゆっくりと潤い始めます。
忍び寄る春の気配に、
眠っていた植物が芽吹き始める季節を表しています。
今日はそんな日にぴったりな
柔らかで暖かな雨が降っていますね。
春の雨で潤い匂い立大地や、
陽場射しにとけたぬかるみ。
春には付き物の光景ですが、
長い月日を雪に覆われる北国の人にとって、
「春の土」はどれほど待ち焦がれる存在だったことか。
そんな気持ちが表れた春の季語には｢春の土｣のほか
｢土恋し｣｢土匂う｣｢春泥｣などがありますね。
また、春先の雪解けで
所どころ土が顔を出している様子を｢雪間｣や｢雪の暇｣、
そして、そこにもう芽吹き始めた草を
｢雪間草｣といったり...。
言葉の多さから
長い冬が終わり春が訪れる日を
今か今かと待っていたことがよく分かりますね。
ここで二つの俳句を並べてみましょう。
春近し 雪にて拭ふ 靴の泥 (沢木放一)
雪とけて 村いっぱいの 子どもかな (小林一茶)
春近しは立春の直前、
小寒から大寒の期間の晩冬の季語。
雪とけて(雪どけ)は
啓蟄から春分の期間の仲春の季語。
どちらも色や匂い、人の様子が
ありありと想像出来てとても好きな句です。
一瞬の季節の移ろいを捉えて
たった十七音に凝縮する感性。
素晴らしいですよね。
?? ───── ? ───── ??
暖かな雨の一日ではありますが、
どうかお身体を冷やしませんように。
北條みやび
?? ───── ? ───── ??
2月のお店にお邪魔する日です。
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北條 みやび
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